興津川,小河内川,中一色川,中河内川,神沢原川,湯沢川,布沢川,黒川,石沢川
興津川は、昔から度々災害を繰り返し、沿川住民の生活を脅かしてきました。一方で、アユやヤマセミに代表されるように豊かな自然環境を有するとともに、流域の人々の生活と深い係わりを持つ「ふるさとの川」として親しまれています。
興津川流域は、静岡県の主要都市清水市を流域に含み、また太平洋ベルト地帯の交通網の要所として、社会的な重要性は今後も一層増していくことと予想されます。このため、河積の拡大等を実施し、さらに治水安全度を向上させ、安全な地域の社会基盤の形成を図ります。また、流域内の均衡ある発展のため、支川流域についても洪水対策を推進し、「地域住民が安心して暮らせる川」づくりを目指します。
興津川は、清水市の水道用水の水源としてかけがいのない川であるとともに、清らかな流れを有し、アユやヤマセミに代表される動植物の良好な生息・生育の場となっています。このため、今後も豊かな自然環境を興津川の象徴である「アユとヤマセミの清流」として守り育み、後世に継承していきます。
興津川は、豊かな自然景観と一体となった「ふるさとの川」として親しまれ、多くの人々を引きつける魅力をそなえています。そのため、「ふるさとの川」として美しい潤いに満ちた河川景観、水辺空間の保全・創出を図るとともに、健全な水循環を確保し、水利用と河川環境の調和のとれた川づくりを目指します。