興津川水系

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地形・地質

東西に短く南北に長い形状をしており、大部分が山地である。特に流域の西、北、東は急峻な山稜で囲まれている。西には青笹山(1,557m)、真富士山(1,342m)、竜爪山(薬師岳1,050m、文珠岳1,041m)、高山(836m)などが南北に連なり、北には青笹山から東に1,000m級の山が並び、東に浜石岳(707m)から薩た峠への稜線が続く。平地は少なく興津川とその支流に谷底平地があるが幅は狭く両側は急峻な谷壁斜面と段丘崖となっている。

地質は、流域の北西部にフォッサマグナの西縁にあたる糸魚川~静岡構造線があり、これより西側にはアルカリ玄武岩類など火山岩が分布する。糸魚川~静岡構造線以東の山地(庵原山地)には、小河内層群と呼ばれる砂岩シルト岩が広く分布する他、北部・東部には礫岩層が分布している。河川沿いの低地は礫質堆積物および泥砂礫互層となっている。なお、平成29年には糸魚川~静岡構造線の大規模な露頭が清水区西里で新たに発見されている。

 興津川流域 地質図
興津川流域 地質図